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皇室ゆかりの地をめぐるロイヤルツーリズム【世界ふしぎ発見!】 [テレビ]

6月8日に放送された「世界ふしぎ発見!誰でも行ける皇室ゆかりの地 ロイヤルツーリズム」を見ました。

すぐにでも行ってみたくなる、関東周辺の皇室ゆかりの場所を紹介したいと思います。

ミステリーハンターはタレントのハリー杉山さん。
第5代イングランド王エドワード1世の直径の子孫でもあるそうです。

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●迎賓館 赤坂離宮

まず紹介されたのは迎賓館赤坂離宮。
明治時代に当時の皇太子で後の大正天皇の住まいとして建設されました。

欧米列強に日本の存在を示す建築物として位置づけられ、
フランスのヴェルサイユ宮殿を参考にしたデザインなのだそうです。

現在は一般公開されていて、誰でも訪れることができます。

こちらは東京にあるということもあり、かなり有名だと思いますが、実は他にもこのように一般の人も訪れることのできる皇室ゆかりの場所が多くあるのです。


●赤坂 明治記念館

今は記念館ですが、ここも誰もが入れる皇室ゆかりの宮殿のひとつです。

ここにあるのが、金鶏(きんけい)をあしらったデザインのダイニングホール「金鶏の間」。

金鶏は空想上の動物で、幸運を呼ぶと言われています。
金鶏の間はもともとは御会食所として、天皇が外国の国賓と会食を行っていた場所です。

明治14年に初めて日本が国賓として迎えたイギリスのジョージ王子(後のジョージ5世)も、ここで明治天皇と会食したのだそうです。

そのとき、食器はイギリスに特注し、王子たちが自国の宮殿で使っていた食器と同じものが日本の金鶏の間でも使われたそうです。

そしてもちろん料理も欧米スタイルの一流の品が出されました。

このように、明治の時代の日本は欧米列強のトップをもてなすことで植民地化を免れたとも言われています。

当時のメニューを再現したという、トリュフをあしらった鶏のガランティーヌは、おいしそうでしたね。


●旧朝香宮邸(白金の東京都庭園美術館)

次に紹介されていたのは白金の東京都庭園美術館。

かつては朝香宮鳩彦王(あさかのみや やすひこおう)と允子妃の邸宅でした。

内部には独特なデザインの噴水期があります。
フランスで1920年代に流行したアールデコのデザインだそうです。

允子妃がフランスに滞在していた映像も残っており、服装なども流行の最先端だったことがわかります。
こちらの東京都庭園美術館では、この映像も一般公開されています。

世界ふしぎ発見、一つ目のクエスチョンは、朝香宮ご夫妻が住んでいた時代にこちらの邸宅で放し飼いにされていた生き物。
ヨーロッパの宮殿でも飼われていたそうです。



正解は・・・・・・・

白クジャク!
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ドイツから送られたもので、当時は何匹も飼われていたそうです。

今は飼われていませんが、全て死んでしまったのでしょうか。。。
真っ白な孔雀は見たことがありませんでしたが、とても綺麗で幻想的な動物でした。


●日光の英国大使館別荘記念公園

中禅寺湖のほとりに建てられたシックな建物です。
日光の美しい湖の景色を臨むことができます。

さらに付近にはイタリア大使館別荘記念公園もあります。

日光は夏でも気温が30度を超えないため、明治時代から各国の大使館が別荘を建て、大使たちは夏の間はこちらで過ごしていたのです。

いずれも入場料200円で入れる穴場の観光スポットです。


●日光 田母沢御用邸

現在記念館となっているこちらの御用邸も、明治時代に建てられたものです。
入園料は550円です。

大正天皇が皇太子時代に立てられました。

田母沢御用邸には謁見所もあり、天皇陛下が帽子を置く専用のテーブルである卓子もあります。

さらに、剣璽の間という、三種の神器を置くためだけの部屋があります。

いくつかある御用邸の中でも、剣璽の間はここにしかないのだそうです。

大正天皇の時代、一泊以上の外泊の際は三種の神器のうち、剣と勾玉を持って外出していました。

剣と勾玉を置く場所は繧繝縁(うんげんべり・うげんべり)という畳縁が使われています。
繧繝縁はかつては天皇家のみが使うことのできた最も格式の高い畳縁です。
今では一般にも広まり、ひな人形にも使われています。

自然に囲まれた田母沢御用邸は大正天皇が特に気に入っていた場所で、滞在日数はのべ974日間にも上ったそうです。

趣味としてビリヤードが好きだった大正天皇が使っていたビリヤード台も残されています。
台のある部屋は御玉突所(おたまつきじょ)と呼ばれています。
ポケットのないスタイルのビリヤード台で、今とは違った遊び方をしていたようですね。


●沼津御用邸記念公園

東京よりも平均気温が高く、昭和天皇が冬の寒さをしのぐためによく訪れた沼津御用邸。

ここでも謁見所が公開されています。

さらに、昭和天皇が使っていたお風呂場である御料浴場も見ることができます。

当時の高貴な方は浴衣のような服を着て、掛かり湯という方法で入浴していたそうです。
そのため、ここの浴場には浴槽などはありませんでした。



●箱根の旧宮ノ下御用邸

こちらも明治に建てられた御用邸。

今は旅館とレストランになっていますが、照明やふすまなどは当時のままだそうです。

二つ目のクエスチョンは、折り鶴や菊、笹などの形の金具。
ヨーロッパでは見られないこの金具は何に使われたものでしょうか、というもの。


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正解は・・・・・・・・

釘隠し!

石造りの建造物が多いヨーロッパに対して、木造建築が多い日本家屋の独特の文化なのですね。



●猪苗代の有栖川宮旧御別邸、天鏡閣

天皇家の親戚の宮家が使っていた邸宅を御別邸といいます。

福島県の猪苗代にあるこちらは明治41年に造られた御別邸。
入場料は360円です。

こちらには海外から授かった勲章が数多く展示されています。

有栖川宮威仁(ありすがわのみや たけひと)親王殿下は、明治天皇のご名代として代わりに諸外国を訪問し、活躍されていたのです。

展示されているイギリスのナイト・グランド・クロッス・バス頸飾は、国の元首しか授かることのできない最上位の勲章です。
「Tria Juncta in Uno」イングランド、スコットランド、アイルランドが一つとなる、という意味のバス勲章のモットーが書かれています。

こちらをはじめ、ダイヤや真珠をふんだんに使った各国の勲章が展示されています。

有栖川宮家は、戊辰戦争の際には新政府軍を率いた宮家です。

そのときの大将は、威仁親王の兄である有栖川宮熾仁(たるひと)親王。

会津の地で、鶴ヶ城の旧幕府軍を鎮圧しました。

明治時代、戊辰戦争の戦禍の傷跡が残る猪苗代湖畔に、有栖川宮家は御別邸を建てました。
ここに皇族や政治家を招き、復興の力になろうとしたのです。

その当時の緊張を物語るように、御別邸には隠し部屋が設けられていました。


●新宿御苑

新宿駅の近く、大都会のど真ん中にある新宿御苑も、かつては皇族専用の庭園でした。

昭和天皇の皇太子時代はゴルフコースとなっていて、昭和天皇もゴルフを楽しんでいました。

さらに、皇室の庭園となる前の明治時代は、農事試験場として、植物の研究が行われていたそうです。

明治時代は大きな温室があり、外国から紹介された新しい植物などの研究が行われていました。
現在の新宿御苑でも植物の研究や絶滅危惧種の保全活動を行っています。


3つめのクエスチョンは、新宿御苑で研究開発されて日本に出回ることになったフルーツ。
その当時のものがホルマリン漬けとして今でも新宿御苑に残されています。




正解は・・・・・・・・

マスクメロン!
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イチゴの原種も栽培されていて、今では当たり前となったフルーツは新宿御苑で品種改良の研究がなされていたのですね。



皇室の宮殿が建てられた場所は自然豊かな場所が多いですね。
いつか、私も日本人として天皇家のロイヤルツーリズムに出かけてみたいです。



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コメント 3

センニン

ご訪問 & nice! ありがとうございました。
また遊びに来ます。
by センニン (2019-07-18 19:58) 

koo

センニンさん
こちらこそ、コメントありがとうございます!
是非!こちらもまた訪問させていただきます~
by koo (2019-07-18 21:35) 

久松篤子

       提 言
1. BMIが16未満の低栄養状態の人は、
 Refeeding syndromeを発症するリスクが高いことを
 まず知ること!です。

2. Refeeding syndromeは、積極的な栄養補給の開始後
 1~2週間までに発症して、重篤な心肺機能を引き起こし
 死に至る可能性が高い症候群ですから、
  その発症を予防するためには、カロリー投与は少量から
 開始するのが重要です。
by 久松篤子 (2019-07-27 14:35) 

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